精油～クラリセージ～

～クラリセージ～

英名：Clary Sage

学名：Salvia sclarea

科名：シソ科

種類：二年草

産地の一例：フランス、モロッコ、イタリア、ブルガリア、ロシア、ニュージーランド

抽出部位：花、葉

精油製造法：水蒸気蒸留法

成分の一例：酢酸リナリル、リナロール、スクラレオール（特殊成分）

　学名のsclareaは、ギリシア語で「固さ」を意味する「スケリア」という言葉からきています。これはクラリセージの花弁の先端が固いことをさしているそうです。また、クラリセージという名前は、「明るい」あるいは「清浄な」を意味するラテン語の「クラルス」からも由来しています。おそらく、昔、このハーブが出す粘液が目の不調に使われてきたからでしょう。そのため、クラリセージは「クリアアイ」とも呼ばれていました。

　ホルモン（エストロゲン）様作用でホルモンのバランスをとり、子宮の増強剤や更年期障害の緩和が期待できます。また免疫力を高めると言われ、病後の回復期にも用いられます。しかし強い鎮静作用を持つため、使用時は車の運転やアルコールの摂取を避けましょう。また、高濃度での使用は集中力を減退させるので注意が必要です。妊娠中の使用も避けます。